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松江の次の日は芥川高校へ行ってきました。
芥川高校・和太鼓部は高校生の文化系クラブの全国大会にも出場するほどのチームで、今日は芥川高校主催の和太鼓の演奏発表会でした。光華高校が出演されるということでそのお手伝いにいってきました。
高校に着くやいなや、すぐ準備にはいりました。
昨日のことがあってか、楽屋裏ではみんな気をはり、ピリピリしていました。
演目は『恵比須』。
初めてみる石見神楽に側で順番を待ち、アップをしていた人たちも手を止め、見ていたけました。
私もこれが石見神楽ですと言っても、恥じることのないよう、楽屋裏、入場、礼などのたたずまい、上演中の意識(もっと言うと家を出る瞬間から、)において気を張り望みました。
感想は、演舞、演奏においてはまだまだ課題は多いものの、意識としてはいい方向で進められたのではないかなと思いました。
それは出演前のみんなの目を見ればわかります。
着替えが終わると、最後の芥川高校さんの番でした。
この写真、まずかったらすぐ、下げます。言ってください。
披露されたのは『IBUKI』と『わすれました。すいません。』
IBUKIは『鼓〇のIBUKI』を参考にされていたのでしょうか。
それにしても、高校生の時にこんな体験ができるなんて、、、うらやましすぎます。キラキラした力強い目をした高校生達でした。
その表情は生き生きしていて本当にすばらしかったのですが、もう一つ『はぁ~なるほど』考えさせられたことがありました。
それは、芥川高校の子らの出演前の雰囲気でした。
手をくるくるしたり、打つ格好をしたり、アップをしているわけですが、決して全員でまとまってやっているわけではありません。
ある子は一人で体育館の裏で、ある子は2、3人で集まり、会場が見えるところに座って、ある子は楽屋で、みんなそれぞれ出演に向かって自分で意識と気持ちを高めているのです。ピリピリ張り詰めたものというわけではありません。
むしろ、なんと言いましょうか、自然でした。
しかし、みんな同じ方向を向いているといいましょうか、統一感がありました。
そして、誰かが「すいません~」と質問しようものならば、パッと動き、丁寧に対応し、終わるとボーとするのでなく、また、それぞれで集中力を高めていました。
一つ思い出したことがあります。
そうあれは、私が初めて神楽の舞台にたったときのことです。
私はこう想像していました。
楽屋ができると、集合がかかり、全員があつまって、
「はい、では、もうまもなくはじまります。気合をいれていきましょう。」
と代表からの一言があり、出演へと向かっていくものだと。
しかし!!
本番は違いました。
準備をしているといきなりお囃子の音色が聞こえてきます。
「え!?」と思い舞台上をみるともう衣装に着替えた演者が出ており、1演目目が始まっていました。(私は最後の演目に出る予定であったため、大丈夫でしたが、、)
終わった後、「始まる前に全員集合とかしないんですか?」とおそらく温泉津の団長さんだったか、現師匠だったかに聞きました。すると思いもよらぬ答えが、、、
「そんなもん準備しながら、時計見て、そろそろだなと気持ちを高めておくもんだ。」
「全員集合してから、『はい、みんなで集中しましょう』なんてことはしないよ。」
カルチャーショックといいますか、衝撃を受けました。
(全員で)しないのではないのです。
個人個人で集中するのです。個々で集中して、感動してもらえるいい舞台を作ることをめざし、気持ちを高ぶらせているからこそ、みんなに統一感が出るのです。統一感がでるから、動きも変わるのです。
それは、まさに芥川高校がみせてくれた姿でした。
この日経験したことを瓜生山のみんなにしっかりと伝えねばと思ったミスター007でした。
芥川高校さんありがとう。光華高校さんありがとう。まさに日々勉強なり。
瓜生山の風マスター007
芥川高校・和太鼓部は高校生の文化系クラブの全国大会にも出場するほどのチームで、今日は芥川高校主催の和太鼓の演奏発表会でした。光華高校が出演されるということでそのお手伝いにいってきました。
高校に着くやいなや、すぐ準備にはいりました。
昨日のことがあってか、楽屋裏ではみんな気をはり、ピリピリしていました。
演目は『恵比須』。
初めてみる石見神楽に側で順番を待ち、アップをしていた人たちも手を止め、見ていたけました。
私もこれが石見神楽ですと言っても、恥じることのないよう、楽屋裏、入場、礼などのたたずまい、上演中の意識(もっと言うと家を出る瞬間から、)において気を張り望みました。
感想は、演舞、演奏においてはまだまだ課題は多いものの、意識としてはいい方向で進められたのではないかなと思いました。
それは出演前のみんなの目を見ればわかります。
着替えが終わると、最後の芥川高校さんの番でした。
この写真、まずかったらすぐ、下げます。言ってください。
披露されたのは『IBUKI』と『わすれました。すいません。』
IBUKIは『鼓〇のIBUKI』を参考にされていたのでしょうか。
それにしても、高校生の時にこんな体験ができるなんて、、、うらやましすぎます。キラキラした力強い目をした高校生達でした。
その表情は生き生きしていて本当にすばらしかったのですが、もう一つ『はぁ~なるほど』考えさせられたことがありました。
それは、芥川高校の子らの出演前の雰囲気でした。
手をくるくるしたり、打つ格好をしたり、アップをしているわけですが、決して全員でまとまってやっているわけではありません。
ある子は一人で体育館の裏で、ある子は2、3人で集まり、会場が見えるところに座って、ある子は楽屋で、みんなそれぞれ出演に向かって自分で意識と気持ちを高めているのです。ピリピリ張り詰めたものというわけではありません。
むしろ、なんと言いましょうか、自然でした。
しかし、みんな同じ方向を向いているといいましょうか、統一感がありました。
そして、誰かが「すいません~」と質問しようものならば、パッと動き、丁寧に対応し、終わるとボーとするのでなく、また、それぞれで集中力を高めていました。
一つ思い出したことがあります。
そうあれは、私が初めて神楽の舞台にたったときのことです。
私はこう想像していました。
楽屋ができると、集合がかかり、全員があつまって、
「はい、では、もうまもなくはじまります。気合をいれていきましょう。」
と代表からの一言があり、出演へと向かっていくものだと。
しかし!!
本番は違いました。
準備をしているといきなりお囃子の音色が聞こえてきます。
「え!?」と思い舞台上をみるともう衣装に着替えた演者が出ており、1演目目が始まっていました。(私は最後の演目に出る予定であったため、大丈夫でしたが、、)
終わった後、「始まる前に全員集合とかしないんですか?」とおそらく温泉津の団長さんだったか、現師匠だったかに聞きました。すると思いもよらぬ答えが、、、
「そんなもん準備しながら、時計見て、そろそろだなと気持ちを高めておくもんだ。」
「全員集合してから、『はい、みんなで集中しましょう』なんてことはしないよ。」
カルチャーショックといいますか、衝撃を受けました。
(全員で)しないのではないのです。
個人個人で集中するのです。個々で集中して、感動してもらえるいい舞台を作ることをめざし、気持ちを高ぶらせているからこそ、みんなに統一感が出るのです。統一感がでるから、動きも変わるのです。
それは、まさに芥川高校がみせてくれた姿でした。
この日経験したことを瓜生山のみんなにしっかりと伝えねばと思ったミスター007でした。
芥川高校さんありがとう。光華高校さんありがとう。まさに日々勉強なり。
瓜生山の風マスター007
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プロフィール
HN:
サークルメンバー
性別:
非公開
自己紹介:
島根県西部に伝わる郷土芸能“石見神楽”の習得、研究、創作に取り組んでいる団体です。
これまでに大分、高知、大阪、そして京都と全国各地で公演を行っており、冬には島根県大田市温泉津町にて
『新春神楽』という舞台公演を企画し、地元及び観光客の方々に披露しております。
2005年より京都造形芸術大学において地域に残る歴史や文化、芸術に着目し、地域活性化につなげようと
『温泉津プロジェクト』を発足しました。
毎年夏に行われるこのプロジェクトは、過疎化の進みつつある島根県大田市温泉津町を、地元の神楽団である
「石見神楽温泉津舞子連中」と京都造形芸術大学の学生による「京都瓜生山舞子連中」とが協力し地域活性化を目指し、
様々な催し物を企画し行うプロジェクトです。
2008年からサークル活動としても動き出し、夏のプロジェクトとしての活動だけではなく、
一年通して芸能の習得、研究を目的として日々精進しております。
これまでに大分、高知、大阪、そして京都と全国各地で公演を行っており、冬には島根県大田市温泉津町にて
『新春神楽』という舞台公演を企画し、地元及び観光客の方々に披露しております。
2005年より京都造形芸術大学において地域に残る歴史や文化、芸術に着目し、地域活性化につなげようと
『温泉津プロジェクト』を発足しました。
毎年夏に行われるこのプロジェクトは、過疎化の進みつつある島根県大田市温泉津町を、地元の神楽団である
「石見神楽温泉津舞子連中」と京都造形芸術大学の学生による「京都瓜生山舞子連中」とが協力し地域活性化を目指し、
様々な催し物を企画し行うプロジェクトです。
2008年からサークル活動としても動き出し、夏のプロジェクトとしての活動だけではなく、
一年通して芸能の習得、研究を目的として日々精進しております。
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